成長戦略
独自のビジネスモデルの拡大を軸に
新規事業の立ち上げにも注力
自動機の設計・開発 × 受託生産でお客様課題を解決へ導く独自のビジネスモデルを拡大していくとともに、メディカル分野やモビリティ分野、環境・エネルギー分野における新規事業の立ち上げや、自社開発システムの拡販による製造DXへの貢献といった事業展開により成長を目指していきます。
自動機の設計・開発 × 受託生産でお客様課題を
解決へ導く、独自のビジネスモデルを拡大
長年、縫製自動機を設計・開発する中で培った圧倒的な経験と知識を活かし、受託生産を手掛けることで、高い品質の製品を安定的に低コストで供給できるという独自のビジネスモデルを確立した松屋R&D。
縫製市場における労働賃金の高騰や働き手不足などの課題、人口増加や経済成長といった世界のビジネス環境の変化に対応しながら、自動機の設計・開発、そして受託生産という両輪を最大限に回転させることでビジネスモデルを展開していきます。
自動機の設計・開発と受託生産、それぞれの展開による
シナジー効果でビジネスモデルをさらに強化、拡大していきます
- 自動機の設計・開発事業
- 自社技術によるDX化やトレサビリティの実現、ポカヨケ機器などの最先端設備を実装したベトナム工場をショールーム化することで、他の顧客へも技術と知識を展開し、事業を拡大していきます。
- 受託生産事業
- イノベーションセンタを併設し、最先端の生産設備とシステムを低コストで提供しながら受託生産を行うベトナム工場。今後は同モデルの工場をグローバルに展開していくことで、事業の拡大を目指していきます。
メディカルとモビリティ、環境・エネルギーの
各分野において新規事業を立ち上げ
メディカル分野高齢化社会における需要に対応
高齢化社会におけるリハビリテーションの需要拡大を受けて、最新のロボット工学と筋電計を搭載したリハビリテーションロボットLuna EMGの販売促進を加速させます。さらに、介護や見守り用途で需要増加が見込まれる、ウエアラブルデバイスの開発・製造にも力を入れていきます。
モビリティ分野次世代モビリティ事業への取り組み
海外ではすでに導入され始めているドローンによる宅配便の配送や、テスト飛行を開始した空飛ぶ車（eVTOLあるいはUAMと呼ばれている）の実用化に向けて、安全面の強化は必至です。
松屋R&Dは長年培ってきた自動車用エアバッグ製造技術を駆使して、大型ドローン用のエアバッグを開発し、欧米、中国、日本にて特許を取得しています。さらに現在、松屋ベトナムのMIC（Matsuya Innovation Center）にて、エアバッグ搭載のドローン筐体の開発を進めております。
ドローン用エアバッグにおいて特許取得を進めています
- 欧州
- 発明の名称：CONTROLL METHOD FOR DRONE WITH AIRBAG,AND DRONE WITH AIRBAG
特許番号：3744639
指定国：ドイツ・イギリス・フランス
- 中国
- 発明の名称：エアバッグ付きドローンの制御方法及びエアバッグ付きドローン
特許番号：ZL 201880085818.4
公告番号：CN11629966B
NEW環境・エネルギー分野長年培った技術と知識を新分野へ展開
今後はこれまで注力してきたメディカル分野、モビリティ分野に加えて、今、注目されている環境・エネルギー分野にも取り組んでいくことを計画しております。
新分野での取り組みについては順次、ご紹介していきます。
現場目線で考え抜いた生産管理システムの開発と
拡販によりお客様のDX化実現へ貢献
松屋R&Dでは、エアバッグなどの安全部品に求められる高い管理水準を満たすため、独自の生産管理システムであるVTT Platformを構築しました。
通常は、記録すべき情報を紙へ記入もしくはシステムへ手入力するという方法を取りますが、VTT PlatformではIoTを活用し、正確な情報を自動的に収集します。
これにより製造現場を記録の負担から解放するだけでなく、その正確な情報を積極的に活用することで、 現場の見える化や在庫数量の厳密な管理、 生産工程のポカヨケなども実現することができます。今後はシステムの拡販を通じて、お客様にとって意味のあるDX化に貢献いたします。
クラウド上のコントロールサーバを通じて、
原材料の管理から生産工程、品質、出荷までを一貫管理
